こんにちは。心理カウンセラーで保険屋さんのみやっちです。
障がいがある子供。個性がある子供たちの中でも、ひときわ個性が強くて、ママたちやパパたちも戸惑うことが多いと思います。
少しでも皆さんの助けになればいいなと、自分語りしてみます。
私の長女のさっちゃんは、発達障害。現在20才で今年の春から専門学校に通って、特殊メイクのメイクアップアーティストを目指します。
5才の頃、典型的なアスペルガー障がいと診断されましたが、今は手帳もなくなり「個性」レベルに抑えられています。
アスペルガーが強かった頃のIQは80で発達障害の特徴的な挙動を見せていたのですが、今は平坦なIQ107です。
境界とかではなく完全に、アスペルガー症候群だった彼女です。
今でも「発達障害だなあ」と親や本人は思うことがありますが、友人は
「どこが発達障害なの?」
と聞いてくるそうです。本人は隠していないですしね。
発達障害・・・障がいは個性を貫きました。が?
私はさっちゃんに対して障がいがあっても、別にそれは個性の一つでしかない。と言う態度を貫きました。さっちゃんは自分に障がいがあること、自分の特性を小さい時から知っていました。
だけど「障がいを持っていてもそれをできないことの言い訳にするな」とは言い続けました。
「できないのは仕方ない。だけど、できないことをできるように考えて行動することが大切」
例えば忘れ物をしてしまうなら、忘れ物をしないように自分で考えて予防すればいい。
それには自分の特性や自分の心と対話して答えを導き出さなくてはならないんです。
自分の心をよく観察すること。できないことを受け入れて対策を練ること。色々な方法を広い世界から拾ってくること。
発達障害ですから強情ですし、やりたくないことは絶対にやりません。
はっきり言って勉強は自分の必要に駆られないとしませんでした。高校受験の時も、二学期の成績だけ上げて推薦入学資格を手に入れ、推薦で入りました。・・・最低限の努力しかしない子です。
親はハラハラさせられっぱなし。でも本人はいたってマイペースなんですよね。
発達障害だからこそ、自分が好きなことにはとことん力を持って打ち込める。
彼女が他人の心がわからない。と言う弱点には、心理学で対抗しています。そこから経済、歴史文化の論文や文献を読み漁り、私もついていけないレベルの知識を手に入れています。
人の心がわからなければ、学問として学べばいいんです。子供たちと
「あの人は○○してるから怒っているんだねぇ」
と空気を教えてあげればいい。我が家は私とさっちゃんは街逝く人の心理分析をしたりすることもあります。腕組んでる人とか。瞬きが多い人とか。
発達障害の子供はみんな違います。何が得意で何が苦手か。わかっているのは親ではないでしょうか。
苦手を克服する方法を日常の中に織り交ぜてもいいんです。子供と話をするときなんてチャンスですし。
会話だって訓練になっているかもしれない。
IQがあがったのは さっちゃんががんばったから
ですが、頑張らせる方向は間違っていなかったんだなと今は思います。
子供は本当に難しいです。母親や父親がやっていることが子供のためだと思っていても、実は甘やかすだけの虐待じゃないのかなと言う人もたくさん見ます。
社会は無責任です。子供がどう育っても、責任は取ってくれない。
発達障害児はわがままを言う時は無視することが有効ですが、それも周囲に気をつかうママやパパならいたたまれないでしょう。
でも周囲は我が子に対して責任をとってくれません。
我が子の人生を少しでも良くしてあげられるのは、ママやパパだけなんです。
私でよければいくらでも話を聴きます。だから自分を追い詰めないでくださいね。
種をまけば花は咲きます。
我が子の中に蒔いた種は、必ず芽吹いて花を咲かせます。
その花が少しでも我が子のためになるように、いつも頑張っているママとパパたちにエールを送りたいと思います
私が流した涙も歯ぎしりも、みなさんの心の平穏のためにつかえるなら幸いです
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